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#05 中堅社員×若手社員 【部門配属×create】

中堅社員 商事部営業職 
西潟 一門
Kazuto Nisikata
2005年入社
若手社員 商事部営業職 
小海 功太郎
Koutaro Kokai
2019年入社
商事部の若手と中堅を代表する営業マン2名の対談です。
担当業務のやりがいや特徴ついて、他部門との比較や今後の展望など、現場力を発揮して第一線で活躍する二人に、商事部の本音を語ってもらいました。
(本記事は、2022年1月実施の対談に基づき作成したものです)
―はじめに、担当する業務内容を教えてください。
商事部門の営業職として、一般家庭や店舗へのLPガスや石油類の販売のほか、保安指導などを含めた販売店様のフォローをしています。現場での工事や技術指導、お客様の安全を守るための法律に基づいた保安業務などを行っています。
私と小海のメインはLPガス販売で、新潟ケンベイと記載している50㎏や20㎏のボンベを当社のガス充填設備で満タンにして、販売店様に卸すことが主軸業務のひとつです。ガス自体の品質は基本的に一定なので、営業としては価格とサービスの世界になります。


必要な専門知識が多く大変ですが、お客様にとっては日頃の対応を含めたサービスに価値があると考えているので、日々勉強です。LPガス販売二種、設備士など、資格を取得し、現場のプロフェッショナルとして業務に就いています。
十日町エネルギーセンターでは、LPガスや住設器具販売が8割、石油類販売が2割程度の業務バランスで、多岐に渡る仕事を行っています。


―仕事のやりがいや面白みはどういった部分ですか?
私は現在入社3年目で、全く無知な状態から勉強してきましたが、徐々に仕事の内容を理解し、自分なりのやり方やスタイルをもって現場対応を行うことにやりがいを感じています。もちろん、まだ分からないことや経験不足なことも多く、その都度、西潟先輩に教わりながら業務に取り組んでいます。
現場対応では、営業それぞれの個性が出てくるシーンが多くありますね。お客様のトラブルをどのように解決していくかという手順にも一人ひとりこだわりのようなものがあると感じていて、それが営業としてのやりがいに繋がっている部分はあると思います。


例えば住設機器の取り付けなど、西潟先輩のスタイルはいつも迅速で、お客様が気付かないところまで丁寧に仕事をされているなあと見習わせていただいています!
小海さんも、日々経験値を積んで、あらゆるトラブルへの対応力が上がっていると感じますよ。
スタイルということでいえば、お取引先様に対して、競合他社の営業の方がスーツにネクタイで訪問し、カタログで商品説明をするような場面でも、我々はすぐに動ける作業着でお客様の話を伺い、トラブルがあればその場で即対応するという徹底した現場主義を貫いています。


―現場主義だからこそ感じるやりがいも大きいですか?
LPガスは、電気や水道と同様にライフラインのひとつであり、当社の十日町エリアから六日町エリア全体で約1万世帯のお客様へ納品しています。日々現場にいるからこそ、生活のためになくてはならないエネルギーを供給しているという実感が、そのまま仕事に対する責任感とプライドに繋がっています。


かっこいいですね。私もただ現場業務を覚えるだけじゃなくて、そういうプライドを持てるように頑張らなくてはと思います。
私が小海さんくらいの頃は、やっぱりデスクワークよりもトラックに乗ってボンベを輸送したり、お客様のお宅にお邪魔してガス漏れ点検などの保安業務をするなど現場で体を動かす仕事のほうが好きでしたよ。配管工事も面白いし(笑)


私は商事部に配属となって、どういう業務に就くのか全くイメージが湧いていませんでした。なんとなく、スーツを着て見積書を提出するのかな、というような。でも実際にはLPガス部隊は本当に現場主義で、日々作業着でお客様のお困りごとを直接自分の手で解決しています。入社前のイメージとは違うけど、今はこの仕事に就いてよかったと感じていますし、もっと現在の業務のプロフェッショナルを目指したいと思います。
他にも、エアコンや給湯器など住設機器の取り付け業務では、自分がやった仕事がかたちとして残ることや、生活関連事業としてクリーニング事業や網戸の修繕など様々なサービスの拡充を展開して、お客様の役に立っているという実感は担当者として強く面白みを感じていました。


―では、担当業務で難しい部分はどんなところですか?
私はやはり知識不足、経験不足を感じます。お客様の悩みごとについて理解が追い付かず、即対応ができないことがあるので、もっと勉強して、もっと現場に出なくてはと思います。
お客様ごとに個性がありフォローすべき範囲も微妙にことなってくるので、ちょうどよい距離感を見つけ出すまでは、どう対応してよいのか分からず悩むことはどうしてもありますね。ただ、それもお客様との関係を築く過程ですので、難しくもあり、またやりがいにも繋がってくるものだと考えています。


続きまして、お二人に質問です。
西潟さんは、小海さんについてどのような印象をもっていますか?
第一印象は、礼儀正しい人だな、と感じたことを覚えています。はきはきしていて、気持ちの良い新入社員だなと。それから最近の若い世代には珍しいかもしれませんが、古風というか、我々の世代と話していても違和感がないような気がしています。良い意味で、こなれた感じがあるかな(笑)
―では、小海さんにとって西潟さんはどんな人ですか?お手本にしているところなどもあれば教えてください。
はい、私にとって、西潟先輩は憧れの人です。入社した時から教育担当としてあらゆることを教わり続けていますし、単純に格好良い人だと思い続けています!営業スタイルもそうですし、振る舞いや行動など全て含めて、この人についていきたいと思っています。
その割には、最近は雑談に付き合ってくれないシーンも多々ある気がするけど?笑
いえ、仕事については本当に尊敬しかないです!ただ自分が集中している時にちょっと聞こえなかった振りをしてみたりというのが全くないかといえば最近は少しだけありますが…(笑)
冗談です。こちらも気を許して自分のタイミングで雑談してしまっているからね。そういう時の小海さんのリアクションも手に取るように分かるので、控えます(笑)
現場でトラブルが発生した際なども、第一報を西潟さんへ報告して対応策について相談させてもらっています。そういう時も西潟さんは丁寧に聞いてくださり、いつも心強く感じています。日頃から事務所で取り扱い商材のカタログを読み込む姿などを見ていて、その集中力に驚きますし、そういう自己啓発が現場で活きてくることを学ばせてもらいました。私もいつか後輩に対して、同様の対応できる先輩になりたいです。
―それでは次に、お二人が考える十日町エネルギーセンターの素敵なところを教えてください。
今はコロナ禍で控えていますが、気合を入れて仕事をした後に、一日の締め括りに飲みにいく機会が多いのは良いところだと思います。十日町エネルギーセンターには、ケンベイミユキという関連会社も併設していますが、同世代の社員も多く、気さくにコミュニケーションがとれることが日々の働きやすさにも繋がりますし、社会人として多くの方とお話する機会があるのはとても勉強になります。
地元出身者が多いので、そういう連帯感も間違いなくプラス要素としてあると思います。十日町で働いていて、十日町全体のまとまりが強いというのはとても感じます。異業種交流も活発ですし、LPガス協会など、商売上の競合ではありますが、同業他社とも連携して十日町を良くしていこうという雰囲気があります。
私は十日町出身ですが、本当に『地元で働いている』ということを実感できます。地元に貢献したいという思いも志望動機のひとつであり、地域性を感じながら働けるのも十日町エネルギーセンターの素敵なところだと思います。
―続いて、商事部門に配属になった時の率直な感想を聞かせてください。
私の場合は少し特殊かもしれませんが、もともと就職活動中は事務職を希望していました。ぼんやりですが、営業はノルマが大変で…というイメージがあり、事務が向いているかなと。入社してからは出逢う人みなさんに営業向きと言われて、自分は自分のことを分かっていなかったんだなあと思いましたが(笑)
うん、どう考えても営業向きな性格だと思いますね(笑)
学生時代は新潟市在住でしたので、そのまま市内で就職して生活することを考えていましたが、就活を進めるなかで十日町エネルギーセンターの営業職として内定をいただき、職種についても商事部門についても不明な部分はあったものの、ご縁あって入社の運びとなったというのが正直なところです。ですので、就活中に考えていた将来像とはかなり離れた着地とはなりましたが、今は商事部の、十日町の、営業職という仕事に就けて本当に良かったと感じています。
そうでしたね。はじめはかなり戸惑っている様子でしたけど、馴染むのも早かったように感じますが(笑)
はい、今日はお話のなかで職種や部門について色々と振り返っていますが、とにかく周囲の先輩方からコミュニケーションをよくしていただいて、気軽に相談させていただける環境だったことが大きいですね。配属されたときの感想というより、そこから日々働くなかで不安や迷いはすぐに解消されていったという感じです!
―商事部ひと筋の西潟さんはどうでしたか?
私にとってはもう15年ほども前の話になりますが、入社当初は正直なところ『なんで自分はガスボンベを転がしているんだろう』と思っていましたね(笑)配属が決まるまでは米の営業だと思い込んでいましたし、LPガス営業についても全く理解できていなかったので、営業マンはこうあるべきという姿をイメージして、ネクタイを締めて現場に立っていました。採用面接でも、米に対する想いをアピールしていましたし、当初は多少なりともガッカリしたという気持ちがあったと思います。
―なるほど、やはり当時はネガティブな想いもあったのですね。
ネガティブというほどではないかもしれませんが、米を扱うことについての憧れはあったと思います。当社は毎年、部門部署や勤務地について会社へ希望を伝える『自己申告書』という制度がありますが、1~2年目は将来的には米穀部門の仕事に関わりたいという考えも伝えていました。
そうなんですね、意外です!西潟さんからは、商事の仕事が大好きだという雰囲気を強く感じますので。
商事の仕事を面白く感じてきたのは、3年目くらいからですね。ある程度仕事の内容を理解していくにつれて、自分の裁量で進められる部分が増えてきたり、お客様とのやりとりのなかで業務のやりがいを感じ始めたということかなと。今、もう一度入社時にタイムスリップして、部門も勤務地も選んでいいよと言われても、おそらく商事部十日町エネルギーセンターを選ぶと思います。…たぶん(笑)
当時から十日町は技術者の方が多かったので、様々な技術や知識に触れられるなという興味もありますね。現場作業で体を動かすことも好きだし。今は、商事部の仕事が好きだし、自分に向いていると胸を張って言いたいですね。
―では続いて、米穀部門や食料部門はどのように見えていますか?
想像つかないですが、米穀部門は取り扱いボリュームが多いので、問い合わせも多そうだなというようなイメージしかありません(笑)今は足元の業務で精一杯です。ただ、商事部門も資格が必要であったり、専門性が高い案件もありますし、大変なのはどこも同じなのだろうなと思っています。会社のなかの役割として、自分は商事のプロフェッショナルを目指したいというような漠然としたイメージですね。
当社の一番の強みは、米穀・食料・商事が三本柱として営業部を形成しているところだと考えています。米穀はやはり花形というイメージがあります。主力事業ですし、売上も利益も高い目標を目指して頑張ってもらわなければならないと。ただ、米穀部門だけで展開するのではなく、食料部門や商事部門と連携して展開することで新しい展望が見えてくることも多くありますので、そういった横の繋がりをもっと強化していきたいと考えています。
―他部門についてお話していただきましたが、ズバリ、他部門へ異動したいと思いますか?
今は思っていません。営業三部門の一翼を担う商事部として、新たなサービスを創り出したいと考えています。
カッコいい!私も今は異動したいと全く思っていません。商事部十日町エネルギーセンターの営業として勉強させていただきたいです。
―お二人とも、商事部愛が燃えているのが伝わってきます!
―では、他部門にはない、商事部門の強みや特徴を教えてください。
そうですね、比較するならば、まずはBtoC事業であることが挙げられます。LPガス販売など、最終消費者の方と直接ふれあう現場であるというのは、大きな特徴だと思います。また、ガス充填設備やガスタンクなどの設備を自社で持っているということも、強みのひとつと考えています。充填から販売までの業務を一元的に行うため、保安に対するリスクが伴いますが付加価値の高い商売を展開できるというのも強みのひとつだと思います。
私はまだまだ勉強中ですが、LPガスの充填販売を考えたときには、お客様との信頼関係を基に、安心安全なサービスを提供し、適正な利益を生み出すという構造には、確かな価値があると感じています。
―それでは最後に、新潟ケンベイにおいて、商事部門はこれから何を創り出していくべきだと思いますか?
大きな括りでいえば、住まいに関するすべてのソリューションに対応できるようなサービスが提供できるようになりたいですね。ライフラインの一部を担う企業として、安全安心の責務を果たしながら、お客様のニーズにワンストップで応えられるような組織になりたいと考えています。
―お二人から、商事部営業マンのひとつの本音や矜持が聞けて良かったです。
―今後も地域性豊かな十日町を拠点に、新たなサービスの展開を期待致します!
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